山梨県富士川町「雨端硯本舗」茅葺屋根補修工事
18代硯職人の工房の一角に、避難小屋として建てられた小さな茅葺屋根の家がありました。
目の前の富士川が氾濫した時の避難小屋だそうです。
川の氾濫の心配もなくなり使うことも無かったので、茅葺屋根の周りは木々に囲まれてしまいました。そのため急激に傷みが進行してしまったようです。
戦後はこの辺りは麦わら葺きが多かったようです、ご主人は麦やら屋根の丸く優しい感じが好みと話していましたが、朝霧の細い山茅(ススキ)を使うことで丈夫で補修も用意、そして同じように優しい茅葺屋根を再現する事を提案しました。
屋根の下地の竹の多くも虫食いにやられていたので葺き替えになりました。
材料は数年寝かせた虫食いのない事を確認した竹です。
裏山に面しているところは波とたんをかぶせます。
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